パソコンには、側面にたくさんの穴(ポート)が開いています。
USB、HDMI、イヤホンジャック…。「形が違うから入らない!」とイライラしたことはありませんか?
これらを総称して「インターフェース(Interface)」と呼びます。
ITパスポート試験でも、「ホットプラグ」や「バスパワー」といった関連用語がよく出題されます。
この記事では、ややこしいケーブル類を「通訳コンセント」に例えてスッキリ整理します。
1. インターフェース=「境界線・通訳」
インターフェースを直訳すると「境界面」や「接点」という意味です。
ITの世界では、「何かと何かをつなぐ通訳さん」だと思ってください。
例えば…
- PC(日本語) と プリンタ(英語) をつなぎたい。
- そのままでは会話が通じません。
- そこで、「USB」という通訳コンセントを通してつなぐことで、お互いにデータをやり取りできるようになります。
「ユーザーインターフェース(UI)」という言葉もよく聞きますが、これは「人間と機械の接点(画面やボタン)」のこと。
今回は「機械と機械の接点」であるハードウェアインターフェースについて解説します。
2. 最強の規格「USB」の仕組み
現在、世界で最も使われているのが「USB(ユーエスビー)」です。
正式名称は「Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)」と言います。
名前の意味
- Universal(ユニバーサル):汎用的な、何にでも使える
- Serial(シリアル):直列(データを一列に送る)
- Bus(バス):データの通り道
つまり、「何にでも使える世界共通のデータ通路」という意味です。
昔は、マウス用、キーボード用、プリンタ用と全部ケーブルの形が違いましたが、USBがそれを全部統一しました。
試験に出る!USBの2大機能
ITパスポート試験で必ず聞かれるのが、以下の2つの機能です。
① ホットプラグ(Hot Plug)
「電源を入れたまま抜き差しできる機能」のこと。
昔のパソコンは、マウスを繋ぐために一度電源を切る必要がありましたが、今は違いますよね。
「熱い(通電している)ままでもプラグを挿せる」からホットプラグです。
② バスパワー(Bus Power)
「ケーブルを通して電気を送る機能」のこと。
USBメモリやマウスに電池やコンセントがいらないのは、PCからUSBケーブルを通じて電気をもらっているからです。
逆に、プリンタなどの大型機器は電力が足りないので、自分でコンセントに繋ぎます(セルフパワー)。
Type-Cって何?
最近主流の「USB Type-C」。これは「コネクタの形」の話です。
上下どちら向きでも挿せる便利な形ですね。
「形はType-Cだけど、中身のスピードは遅い」というケーブルもあるので、買う時は注意が必要です。
3. 映像・音声のスペシャリスト「HDMI」
テレビやプロジェクターと繋ぐときに使うのが「HDMI(エイチディーエムアイ)」です。
昔は「赤・白・黄」の3色ケーブルを使っていましたよね?
あれは「アナログ信号」だったので画質が悪かったのですが、HDMIは「デジタル信号」なので画質が劣化しません。
HDMIのすごいところ
「映像」と「音声」を1本のケーブルで送れることです。
PCとテレビをHDMIで繋ぐと、テレビのスピーカーからPCの音が出ますよね。
昔は映像用と音声用でケーブルが分かれていたので、画期的な進化でした。
4. 無線のインターフェース(Bluetooth)
穴(ポート)に挿さない、「空気」を通るインターフェースもあります。
代表的なのが「Bluetooth(ブルートゥース)」です。
- Wi-Fiとの違い
- Wi-Fi:インターネットにつなぐための「遠距離・高速」通信。
Bluetooth:機器同士をつなぐための「近距離・省電力」通信。
イヤホンやマウスなど、「半径10メートル以内」にある機器をつなぐために特化しています。
消費電力が少ないので、小さな電池で長時間動くのがメリットです。
5. 試験対策:転送速度の比較
余裕があれば、通信速度の速い順もなんとなく覚えておきましょう。
- Thunderbolt(サンダーボルト):プロ向けの爆速規格。映画の転送などに使う。
- USB 3.0 / 3.1 / 4:青い端子のUSB。かなり速い。
- USB 2.0:黒や白の端子。普通。
- Bluetooth:遅い。音楽やキー入力には十分だが、動画の転送は無理。
まとめ
- インターフェースは、機器同士の「通訳コンセント」。
- USBは「ホットプラグ(電源ONで抜差OK)」と「バスパワー(給電)」が試験に出る。
- HDMIは「映像+音声」を1本で送るデジタル規格。
ケーブルの形状は「コネクタ」、通信のルールは「規格」と呼びます。
この違いが分かれば、家電量販店のケーブル売り場で迷子になることはもうありません!