【IT基礎】メモリとストレージの違い|「まな板」と「冷蔵庫」で完全理解

パソコンのスペック表を見ていると、こんな表記に出会います。

  • メモリ:8GB
  • SSD(ストレージ):256GB

「えっ、どっちもGB(ギガバイト)なの?」「256GBもあるなら、メモリの8GBっていらなくない?」
初心者の方が必ずと言っていいほどつまずくのが、この「2つの記憶装置の違い」です。

しかし、この2つは役割が全く違います。
この記事では、メモリとストレージの関係を「まな板」「冷蔵庫」に例えて解説します。
これを読めば、パソコンが遅い原因や、試験に出る「揮発性」の意味がスッキリ分かります。

1. メモリ(RAM)は「まな板・作業机」

メモリ(主記憶装置)は、CPU(シェフ)が料理をするために食材を広げる「まな板」です。
あるいは、勉強するときに教科書やノートを広げる「机の広さ」だと思ってください。

まな板が広い(メモリが多い)メリット

まな板が広ければ、野菜も肉も魚も、全部一度に広げておけます。
パソコンで言えば、YouTubeを見ながら、Excelを開いて、裏でLINEをしても、動作が重くなりません。

まな板が狭い(メモリが少ない)デメリット

まな板が狭いとどうなるでしょうか?
野菜を切ったあと、一度それを片付けてから肉を出して…という「入れ替え作業」が発生しますよね。

パソコンの動作がカクカクしたり、グルグルマークが出るのは、まさにこの「狭いまな板の上で、必死に食材を出し入れしている状態」なのです。

2. ストレージ(HDD/SSD)は「冷蔵庫・本棚」

一方、HDDやSSDなどのストレージ(補助記憶装置)は、食材を保管しておく「冷蔵庫」です。
まな板(メモリ)とは違い、ここには大量の食材(データ)が入ります。

電源を切った時の違い(重要!)

ここがITパスポート試験の最重要ポイントです。

揮発性(きはつせい)とは?

メモリ(まな板)は「揮発性」です。
料理が終わったら、まな板の上はきれいに洗って片付けますよね?
つまり、「電源を切るとデータが消える」のがメモリです。

ストレージ(冷蔵庫)は「不揮発性」です。
冷蔵庫に入れた食材は、翌日になっても消えません。
「電源を切ってもデータが残る」のがストレージです。

あなたがExcelで「保存」ボタンを押すというのは、「まな板(メモリ)にある料理を、冷蔵庫(ストレージ)にしまう」という作業をしているのです。
保存せずに電源が切れるとデータが消えるのは、まな板の上の食材が捨てられてしまうからです。

3. HDDとSSDの違いは「冷蔵庫の性能」

ストレージ(冷蔵庫)には、大きく分けて2種類あります。

HDD(ハードディスク)= 旧型の冷蔵庫

中に円盤が入っていて、物理的に回転してデータを読み書きします。

  • メリット:安い。大量に入る(大容量)。
  • デメリット:食材を取り出すのが遅い。衝撃に弱い。

SSD(ソリッドステートドライブ)= 最新の冷蔵庫

USBメモリと同じ仕組みで、電気的にデータを読み書きします。

  • メリット:食材を取り出すのが爆速。静かで壊れにくい。
  • デメリット:HDDより少し値段が高い。

「パソコンの起動が遅い!」という場合、原因の9割は「冷蔵庫(HDD)からWindowsという巨大な食材を取り出すのに時間がかかっている」からです。
ここをSSDに変えるだけで、劇的に速くなります。

4. 結局、どれくらい買えばいいの?

これからパソコンを買うなら、以下のスペックを目安にしてください。

おすすめスペック

メモリ(まな板)

  • 8GB(必須):事務作業やネット閲覧ならこれでOK。
  • 16GB(推奨):動画編集やゲームをするなら欲しい。
  • 4GB(非推奨):まな板ではなく「小皿」レベル。スマホより遅いかも。

ストレージ(冷蔵庫)

  • SSD 256GB以上:必ず「SSD」を選んでください。
  • HDDはデータ保存用(外付けなど)として使うのが賢い方法です。

まとめ

最後に、ITパスポート試験対策としてキーワードを整理します。

主記憶装置(メインメモリ)
まな板。作業用。電源を切ると消える(揮発性)。
補助記憶装置(HDD/SSD)
冷蔵庫。保管用。電源を切っても消えない(不揮発性)。

この「まな板と冷蔵庫」の関係さえイメージできれば、もうGB(ギガバイト)の表記に惑わされることはありません!

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