【IT基礎】OS(基本ソフトウェア)とは?人間で言う「人格」です

パソコンを使っていると、「Windows Updateをしてください」とか「OS(オーエス)を再起動してください」というメッセージが出ますよね。
この「OS」とは一体何なのでしょうか?

WordやLINEなどの「アプリ」ならイメージしやすいですが、OSは普段意識しないので分かりにくいものです。
しかし、OSが入っていないパソコンは、ただの鉄とプラスチックの塊です。

この記事では、OSの役割を「人間の肉体と人格」に例えて解説します。
これを読めば、「なぜWindows用のソフトはMacで動かないのか?」という疑問も解決します。

1. パソコンを人間に例えると?

コンピュータの構成要素は、以下の3階層で考えるとスッキリ理解できます。

① ハードウェア = 「肉体」
キーボード、画面、CPU、メモリなどの物理的な機械。
まだ魂が入っていないのでピクリとも動きません。
② OS(基本ソフトウェア)= 「人格・神経」
Windows、macOS、Androidなど。
肉体を動かすための基本的な命令系統です。「目を開ける」「手で掴む」「記憶する」といった基本動作を担当します。
③ アプリケーション = 「特技・スキル」
Excel、ブラウザ、ゲームなど。
人格(OS)の上で習得した、特定の仕事をするための能力です。

OSの仕事は「仲介役」

あなたがExcelで「保存」ボタンを押したとき、Excelがいきなりハードディスク(冷蔵庫)を操作しているわけではありません。
Excelは、OSであるWindowsに対して「ねぇ、これ保存しておいて」と頼んでいるだけです。

頼まれたWindows(OS)が、ハードウェアを制御してデータを書き込みます。
つまり、OSは「アプリ」と「ハードウェア」の通訳兼仲介人なのです。

2. なぜMacでWindowsソフトが動かないの?

「Windows用のゲームを買ってきたら、Macでは動かなかった」という経験はありませんか?
これは、「人格が違うから」です。

例えば、Windowsという人格は日本語しか話せないとします。
そこに、フランス語で書かれた「Mac用のアプリ(指示書)」を渡しても、Windowsは理解できません。

  • Windowsには、Windows専用の指示の出し方がある。
  • Macには、Mac専用の指示の出し方がある。
  • スマホ(iOS/Android)には、また別の指示の出し方がある。

だから、アプリ開発者はそれぞれのOSに合わせて、「Windows用」「Mac用」と別々にソフトを作る必要があるのです。

3. ITパスポート試験に出る!「API」って何?

OSの話とセットで必ず試験に出るのが「API(エーピーアイ)」という用語です。
これもレストランで例えると簡単です。

API = メニュー表(注文窓口)

プログラマーがアプリを作るとき、わざわざ「画面のドットを1つずつ光らせて『あ』という文字を描画するプログラム」を一から書くのは大変すぎます。
そこでOSは、「これを使えば楽できるよ」という便利ツールセットを用意しています。

OSが用意するAPIの例:

  • 「ウィンドウを出して」と言えば出してくれる機能
  • 「音を鳴らして」と言えば鳴らしてくれる機能
  • 「カメラを起動して」と言えば起動してくれる機能

この「OSにお願いするための決まった依頼書(メニュー表)」のことを、API(Application Programming Interface)と呼びます。
アプリは、APIという窓口を通して、OSの機能を借りているのです。

4. 代表的なOSの種類

試験対策として、代表的なOSの名前と特徴を押さえておきましょう。

パソコン用OS

Windows(ウィンドウズ)
Microsoft社製。世界シェアNo.1。事務仕事からゲームまで何でもできる。
macOS(マックオーエス)
Apple社製。デザインがおしゃれで、クリエイターに人気。iPhoneとの連携が強い。
Linux(リナックス)
オープンソース(無料)のOS。誰でも改良できる。
一般家庭ではあまり見ないが、Webサーバーやスーパーコンピュータの中身はだいたいこれ。

スマホ・タブレット用OS

iOS(アイオーエス)
Apple社製(iPhone/iPad)。セキュリティが堅牢で使いやすい。
Android(アンドロイド)
Google社製。多くのメーカーが採用しており、カスタマイズの自由度が高い。

まとめ

  • OSは、ハードウェア(肉体)を動かすための「人格」。
  • アプリとハードウェアの「仲介役」をしている。
  • APIは、OSの機能を便利に使うための「メニュー表」。

普段は何気なく使っているOSですが、縁の下の力持ちとして、あなたのクリック一つひとつをハードウェアに伝え続けてくれているのです。

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