【Web基礎】ブラウザとHTML|Webページは「設計図」を読み込んだ結果だった

私たちが普段使っているGoogle Chrome、Safari、Edgeなどのソフトを「Webブラウザ(Browser)」と呼びます。
直訳すると「閲覧する人」という意味です。

実は、インターネット上を流れているデータには、画像や動画以外に「色」も「レイアウト」もついていません。
ただの「文字(コード)」が流れてきているだけです。

では、なぜ私たちの目にはカラフルなWebページとして映るのでしょうか?
それは、ブラウザがものすごいスピードで「翻訳(レンダリング)」をしてくれているからです。

1. Webページの実体は「文字だけの設計図」

パソコンをお使いの方は、今見ているこのページの上で「右クリック」をして、「ページのソースを表示」を選んでみてください。

意味不明な英語や記号がズラッと出てきませんか?
<div class="header">...</div>
実は、これこそがWebページの本物の姿(HTMLファイル)です。

サーバーから送られてくるのは、この「文字データ」だけ。
それを受け取ったブラウザが、「ふむふむ、ここは太字にするのか」「ここに画像を配置するのか」と解釈して、一瞬で綺麗な画面を描画しているのです。

2. Webを作る「3つの言語」の役割

この設計図を書くために使われるのが、HTML、CSS、JavaScriptという3つの言語です。
家づくりに例えると、役割の違いがよく分かります。

① HTML(エイチティーエムエル)= 「骨組み」

HyperText Markup Language

家の柱や壁を作る言語です。
「ここが見出し」「ここが段落」「ここに画像を置く」という、文書の構造を定義します。
これだけだと、白黒で愛想のない書類のような画面になります。

② CSS(シーエスエス)= 「内装・おしゃれ」

Cascading Style Sheets

壁紙を貼ったり、家具を配置したりする言語です。
「文字を赤くする」「背景を水色にする」「スマホで見たら縦並びにする」といった、見た目(デザイン)を指定します。

③ JavaScript(ジャバスクリプト)= 「電気・設備」

動的な仕掛けを作るプログラミング言語です。
「ボタンを押したら画面が動く」「自動でスライドショーが切り替わる」といった、動き(アクション)を担当します。
家のドアを自動ドアにしたり、電気をつけたりするイメージです。

3. ブラウザ戦争と「標準化」

昔(1990年代後半)、Internet ExplorerとNetscapeという2つのブラウザが、「どっちが便利か」を競って戦争をしていました。
その結果、「Explorerでは綺麗に見えるのに、Netscapeだと崩れる」という困った事態が多発しました。

これでは困るので、現在は「W3C(ダブリュースリーシー)」という団体が、「HTMLはこう書くべき!」という世界共通ルール(Web標準)を決めています。
おかげで、今はChromeでもSafariでも、ほぼ同じようにページが見られるようになったのです。

4. クッキーやキャッシュを保存する場所

ブラウザは、ただ表示するだけでなく、あなたの「秘書」のような仕事もしています。

  • キャッシュ:一度見た画像を一時保存して、次回の表示を速くする。
  • Cookie(クッキー):ログイン情報などを覚えておいてくれる。
  • 履歴:過去に見たページを記録してくれる。

これらはすべて、サーバー側ではなく、あなたのパソコン(ブラウザの中)に保存されています。
だから、PCを変えたりブラウザを変えたりすると、ログインし直しになったりするのはそのためです。

まとめ

  • Webページの実体は、HTMLなどの文字コード(設計図)。
  • ブラウザは、設計図を読み込んで画面に絵を描く「建築家」。
  • HTML(骨組)、CSS(見た目)、JavaScript(動き)の3点セットでできている。

もし将来プログラミングを学ぶなら、まずは「HTMLとCSS」から始めるのがおすすめです。
自分の書いた文字が、ブラウザを通して一瞬で「形」になる感動は、エンジニアへの第一歩として最適だからです。

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